学名/和名
(MJ No.)
Enispa bimaculata (Staudinger, 1892) シラホシコヤガ,Cat.4010
分布 現状では日本の特産. 北海道から九州に至る本土域と奄美大島, 徳之島, 沖縄本島に分布.
県内の記録
食樹・幼生期 Enispa の幼虫は樹幹や石面に生ずる緑色の地衣を食餌とする. 腹部第3,4節に腹脚を欠く淡緑色のセミルーパーで, 生時は地衣の細片を体上に盛り上がるように厚くまとい, 裸出することはない. 幼虫で越冬し, 5月ごろに柄のついたマユを作って垂下する. マユは幼虫時代に体を被う地衣を利用する. 日本産2種の幼虫は山本 (1965) によって図説されている.
発生期 年1化と思われ, 6月ごろに羽化, 7月まで得られる.
頭頂は白色, 前・後翅とも光沢のある灰黄色, 前翅前縁に接する2個の白色斑が目だつ.
標本画像
生態画像
幼虫画像